お稽古にお座敷に大忙し!新人芸者たち

風情ある黒塀が立ち並ぶ八王子・中町。八王子花柳界には7軒の置屋(ゆき乃恵、菊よし、ゑん家、恵美寿家、初鶴本、分竹本、寿の家)があり、現在20人ほどの芸者さんが所属しています。2017年に芸妓の世界に飛び込んだ新人芸者の小 […]

公開日:2018/09/14 150 view
風情ある黒塀が立ち並ぶ八王子・中町。八王子花柳界には7軒の置屋(ゆき乃恵、菊よし、ゑん家、恵美寿家、初鶴本、分竹本、寿の家)があり、現在20人ほどの芸者さんが所属しています。2017年に芸妓の世界に飛び込んだ新人芸者の小鶴さん(=小)、ふく弥さん(=ふ)、半玉のてる葉さん(=て)に話を聞きました。
今夏完成した、新「見番」2階の舞台・松の絵の前で

―芸者を目指したきっかけ・八王子花柳界を選んだ理由

てる葉さん
(置屋ゆき乃恵)
秋田県出身

小「家が日本舞踊の稽古場で子どものころから踊りや三味線に親しむ環境にあり、古典的な世界に興味がありました。進路を考えていた短大1年生の時に、八王子まつりの『宵宮の舞』で小太郎お母さんの踊りに心を打たれ、八王子の芸者になりたいと置屋菊よしにメールしました」

ふ「昔、京都の花街の近くで働いていたこともあり、花柳界にあこがれていました。インターネットで調べていくうちに八王子の花柳界を知り、置屋ゆき乃恵のお稽古を見学させていただき、めぐみお母さんのお人柄にほれて入門を決めました。まったくの未経験で年齢も年齢だったので断られるかと思ったのですが……。お母さんやお姉さん方に一から教えていただいています」

て「テレビドラマの影響で着物を着る仕事をしたいと思っていて。京都の舞妓さんが頭に浮かびましたが年齢的に遅いとあきらめかけていたところ八王子花柳界を知り、高校を卒業後、秋田県から芸者になるため上京しました」

―新人芸者さんの一日のスケジュールは?

ふく弥さん
(置屋ゆき乃恵)
千葉県出身

一同「朝9時に髪結いさんで日本髪に仕上げていただき、10時から夕方4時くらいまでお稽古。帰ってきてお座敷の支度をして6時からお座敷というパターンが多いです」

―日舞や三味線のお稽古の毎日。休日の過ごし方は?

小「髪の毛が下ろせるお休みの日は友達と会って食事をしたり、買い物をしたり」
ふ「私はあんまり買い物に出ないんですが……。休憩時間が合った時はこの3人でご飯を食べに行ったりします」

 ―人前に出るお仕事。気を付けていることはありますか?

て「特別なことはしていませんが、日焼けには気を付けています。あまりの日差しの強さに八王子に来て初めて日傘を買いました(笑)」

 ―今後の目標を教えてください

小鶴さん
(置屋菊よし)
北海道旭川市出身

小「今やっているお稽古をひとつひとつ確実に身に付けて、お座敷でもいい芸が披露できるように頑張っていきたいです」

ふ「9月のおわら風の舞では囃子方で出演させていただきますので、もっと練習をしてお姉さん方の足を引っ張らないようにしたいです」

て「9月のイベントでは初めてお姉さん方と一緒に踊らせていただきます。いろいろなイベントに出られるように頑張ります」

芸者さんならではの凜とした美しさはもちろんのこと、とってもフレンドリー。八王子芸者が市民に親しまれている理由がわかりました。

■直近の八王子芸者衆の出演イベントは
▽9月15日=第15回越中八尾おわら風の舞in八王子(八王子駅北口周辺)▽9月20日=八王子芸者衆のおどり(子安神社)▽9月22日、23日=伝承のたまてばこ(八王子駅北口西放射線ユーロード)▽9月29日=第5 回八王子、夢の花街にユーロード(同)。

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