国指定 重要無形民俗文化財「岩槻の古式(こしき)土俵入り」

2005年に国の重要無形民俗文化財に指定された「笹久保の古式子ども土俵入り」と「釣上(かぎあげ)の子ども相土俵入り」。全国でも珍しい、相撲を取らずに「土俵入り」撲するだけの行事です。   笹久保の古式子ども土俵入り(上) […]

2005年に国の重要無形民俗文化財に指定された「笹久保の古式子ども土俵入り」と「釣上(かぎあげ)の子ども相土俵入り」。全国でも珍しい、相撲を取らずに「土俵入り」撲するだけの行事です。

 

笹久保の古式子ども土俵入り(上)・釣上の子ども相撲土俵入り(いずれも過去)

 国技であり、日本の伝統文化である相撲。岩槻の古式土俵入りは、いわれでは約400年前から、笹久保地区と釣上地区の、それぞれの鎮守の秋祭りに、氏子子弟の健やかな成長と豊作を祈って奉納されています。幼稚園児から小学6年生までの子どもが、色鮮やかな化粧まわしを身に着け、様式化された土俵入りを披露。夏休みから始まる練習を重ねて、開催当日を迎えます。

 笹久保の古式子ども土俵入りは、9月16日午後3時〜4時頃に、篠岡八幡大神社(岩槻区笹久保810)で実施(雨天中止、小雨決行)。実施は西暦の偶数年でしたが、土俵の上部に張られる天幕が、さいたま市の有形民俗文化財として指定された2015年からは、毎年開催されています。
 1840(天保11)年製作と推測されている天幕は、生地の劣化が目立っていたため、2015年3月に復元新調されました。「子どもの数が減り、参加者を集めるために、昨年から女児も参加できるようにしました」と保存会会長の鈴木広さん。
 釣上の子ども相撲土俵入りは、10月21日午後1時半〜2時頃に、神明社(岩槻区釣上220)で実施(雨天決行)。毎年10月第3日曜日に行われます。
 「まわしの下に着けるふんどしに抵抗がある子どものために、今年から白い下着に換えました」と保存会会長の橋本敏(さとし)さん。「歴史と文化を残すため、保存会を中心に地域全体で大切に守り、後世につないでいきたい」と両会長は話します。
 問い合わせは、さいたま市文化財保護課(電048・829・1723)へ。

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