薬剤師に聞く、年末年始も健やかに過ごす5つのヒント

年末年始も健やかに。さいたま市の薬剤師・国際中医師、吉岡恵子さんに聞く冬の養生をご紹介。

気温が低下し空気が乾燥する冬こそ、健康への意識を高めたいものです。特にこれから忘年会、大掃除、お正月…と、あわただしい季節。健やかに過ごすヒントを薬剤師・国際中医師の吉岡恵子さんにうかがいました。

薬剤師・国際中医師の吉岡恵子さん

1)先手必勝!うるおいでアレルゲンをバリア

「乾燥する冬は、アレルゲンとなるほこりが粘膜から入る前にうるおいでブロックすることが大事です。このため、こまめにうがいをしてのどを潤し、ほこりへのバリアを作りましょう」

2)2種類のショウガの違いを知って

「一般的に体を温めるイメージの強いショウガですが、生のショウガである生姜(しょうきょう)と、加熱して乾燥させた乾姜(かんきょう)の2種類があり、薬効が違います。生姜は発汗作用があり、体の熱を下げてしまうので冬にお勧めできません。乾姜はおなかを温める作用があり、冬の冷え対策として、紅茶に入れてショウガ紅茶を楽しむのもお勧めです」

3)大切なお風呂の出方

「冷え症ですぐ湯冷めする人の原因は、お風呂の出方にあります。お風呂で温まった皮膚は毛穴が開いています。濡れたままドアの外に出れば、開いた毛穴を通して寒気が入り、陽気(温まった体温)はすぐに出て行ってしまいます。ドアを出る前に、毛穴を閉じさせることが大事です。浴室の中で冷たい水で絞ったタオルで体を吹けば、毛穴を閉じて陽気が逃げず、寒気が入りません。冷水タオルでなくても、手や足元に水をかけるだけでも違います。この習慣を身に付けていれば、暖房の部屋から寒い戸外に出ても風邪を引きにくくなります。ぜひ実行して、“ポカポカ”を実感していただきたいですね」

4)食事はよくかんで

「食べたり飲んだりすることが多い年末年始。胃腸の消化を助けるため、唾液を出すことが大切です。ひと口30回かもうと思ってもなかなか続きませんが、最初のひと口、ふた口くらいならできそうですね。いただきますの後だけでも、30回かむことをお勧めします」

5)良質の睡眠をとるために

「寝る直前の食事は控えましょう。胃に食べ物が残っていると、睡眠中も胃は夜なべで働かなくてはなりません。寝ている間に体をメンテナンスするべきところ、胃が動いているとメンテナンスできず、疲れがたまってしまいます。また、寝る前のスマホやパソコンも厳禁です。ブルーライトで脳が覚醒し、眠りにつきにくくなります。寝る30分前にはスマホを見ないよう、時間の使い方を工夫してみてください」

葵漢方薬局
さいたま市大宮区下町1の34 第1塚本ビル2階
電話/048-649-0710

吉岡恵子
1975年 東京理科大学薬学部卒。薬剤師免許取得。病院薬剤師としてガンに対する臨床を積んだ後、漢方専門薬局で婦人科を専門に臨床を積む。
1998年 介護支援相談員(ケアマネージャー)資格取得。
2001年 国際中医専門員取得。
2006年 葵漢方薬局開局。子宝相談、婦人病相談等も実施中。

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