わが街を元気に
地元の魅力発信!
おかげさまで、ショッパーさいたま大宮版は創刊33周年を迎えました。これからも毎日の生活に役立つ楽しい情報をお届けしたいと思います。今週号では、鉄道、人形、そして大宮アルディージャ…地元の文化・産業を大切に活動している3人を紹介します。
芸術を通じて大宮の街を元気に
美術家・金田石城さん
東大宮のオフィスでは書道教室も開催。「椿三十郎」のポスターと
書をはじめ墨彩画、着物のデザイン、陶芸、本の執筆など多彩な才能を発揮している美術家の金田石城さん。
緑豊かな見沼の地を愛し、大宮をホームタウンとして40年以上になります。
2009年5月には「地元をもっと活気ある街にしたい」と、大宮アルディージャ大使に就任しました。
テレビをはじめメディアの出演も多く、2008年は映画「椿三十郎」のタイトルを手掛けるなど、第1線で活躍を続ける金田さん。
柔和な笑顔の持ち主ですが、作品は見る者を圧倒する迫力に満ちています。
「墨はする力と速度で色が変わります。紙も気候や紙をすく職人によって1枚1枚が別物。書は“生き物”を相手に、何万分の1秒という瞬時の判断で毎回勝負しているようなものなんですよ」。
白い紙を黒い墨でいかに攻めるか、決断力と戦略が不可欠という点で、書とサッカーに共通点を感じるという金田さん。
「芸術とスポーツが一緒になることで大宮の文化発展に貢献できるのは」と大使就任後、大宮アルディージャの選手に書を指導したり、一緒に作品展を開催したり、積極的に活動しています。
「人との出会いを大切に、自分が信じる“心眼”でとらえたものを生涯を通じ、書に限らずさまざまな手法で表現していきたい。仕事というより、芸術そのものに恋しているようなものですね」。
今後も、美術家として活動しつつ、大宮の街づくりにも参加していきたいと話しています。
新しい木目込人形の世界に挑戦
人形作家・ゆうきさん(金子友紀)
普段でも飾れる木目込人形をと挑戦した作品「義経と静御前」
木目込人形専門店 製造販売「人形の金重」(さいたま市岩槻区東町2の5の1。電048・756・1231)の2代目。
「江戸時代から伝承されてきた技術に加え、女性らしさと現代の色彩感覚を取り入れた人形作家」と、2008年さいたま観光大使に任命。
2009年は伝統工芸士(胴体部門)に認定されました。
一時は会社勤めをしたものの、20歳から節句人形工芸士の父親・金子重治さんについて修行を重ね、今では同店に並ぶ雛人形衣装デザインのほとんどを任されるまでに。
淡い色調の衣装が特徴といわれてきたゆうきさんですが、2009年は赤×黒の衣装を発表。
「斬新な中にもかわいらしさと高級感がある」と好評でした。
「普段でも飾れる木目込人形」への挑戦も始めました。
2009年10月メルヘン画家・池田ヒロミさんと一緒に表参道ヒルズのギャラリーで作品展を開催。
最後の祈りを捧げる細川ガラシャ、愛する義経のために舞う静御前の姿などを、優雅にそして繊細に表現。新しい世界が広がったそうです。
さらに木目込人形の注文制作も開始。
「2010年の干支・トラをモチーフに」などの依頼がはいっています。
「まだまだ勉強中ですが、これからも一つひとつ心を込めて人形を作っていきたいですね」。
多くの人に木目込人形の良さを伝えたいー。新たな挑戦は続きます。
心温まる鉄道風景を伝えたい
画家・松本忠さん
2009年11月15日午後3時からは、会場で妻の志津子さん(右)らによる「詩の朗読と音楽」を開催
現在、夏目画廊(さいたま市北区本郷町1545。電048・663・3552)で個展「ペン・水彩で綴る『鉄道のある風景』」を開催(2009年11月15日まで)しているさいたま市見沼区在住の画家、松本忠さん。
駅、線路、列車など鉄道がかもし出す叙情的な景色に魅せられ、「鉄道風景」をテーマに作品を描き続けています。
学生時代からローカル線各駅停車の旅が好きで、「何か旅の記念になるものを」とスケッチを始めたのがきっかけ。
会社勤めの傍ら独学で修業を続け、2001年に画家として本格的に活動を開始。
2002年に月刊「詩とメルへン」イラストコンクール佳作を受賞してからは出版物の連載やテレビ番組の挿し絵、著作や塗り絵の出版など、さまざまな仕事を手掛けるように。
「どんな小さな駅にも利用者がいて、それぞれのドラマがあります。しみじみとした味わいのある風景を、ありのまま伝えるよう心がけています」と松本さん。
ペンと水彩絵の具を緻密に描き込んだ繊細な画風で、作品をみていると心がほっと和みます。
ルポライターで詩人の浅田志津子さんと結婚後、七里に住むようになった松本さん。
東北・関東のローカル線が中心ですが、個展には東武野田線を描いた作品も出展。
共著を出版するなど「互いに影響し合っている」という志津子さんの詩とのコラボ作品もあります。
投稿日:2009 年 11 月 12 日




