夏休みは地元の工場見学へ
自由研究にもお勧め。彩の国が誇るものづくりの現場を訪ねてみませんか。(ショッパー本紙に関連記事)
職人の技と“地球と宇宙”を知る
月球儀を製作。午前中は職人の手張り技術が見られます(撮影・佐藤博)
渡辺教具製作所(草加市稲荷3の20の14。電048・936・0339)は、日本に数社しかない地球儀メーカーの草分け的存在。
直径1㍍超の巨大地球儀が目印です。
ポピュラーな国別に色分けされた行政タイプ、等高線で色分けされた地勢タイプだけでなく、白い海に黒い陸地の「コロナ」、人工衛星の画像で宇宙から見た地球を写した「スカイテラ」や夜の地球儀、月球儀、火星儀、ライト付き天球儀まで手掛けています。
人の目、人の手で作る精密さにこだわり、球径32㌢以上のものはすべて手張り。
平面の地図を1枚ずつ球体に張り付ける職人の技が光ります。
見学希望者は事前に予約を。
手張り作業は午前中に限ります。
2階にはミニ博物館「地球儀と岩石鉱物・化石」があり、約4000点もの鉱物や化石、恐竜の骨格模型を展示。
プラネタリウムもあります。
通常は火曜午前10時~午後4時開館ですが、2010年8月1週までは金曜も開館。
化石研究者の土屋香さんが解説します。入館料100円。
「月探査機『かぐや』の最新データから世界初の3D月球儀も作りました。地球からは決して見えない月の裏側を、ぜひ見に来てください」と社長の渡辺美和子さん。
身近な印刷の仕組みがわかる
岩渕代表(右)と技術者の瀬下洋之さん(左)。おなじみになったマタニティマークも同社がデザインしたもの
関東図書 白幡工場(さいたま市南区白幡3の6の10。電048・866・2251)は、市報や社会科の副読本、美術館のポスターなど、普段よく目にしている印刷物を数多く手がけています。
身近なのに意外と知らない印刷の仕組み。
例えば本紙も写真の部分を拡大して見ると、赤と青、黄色の点の集合で、3色の配合によってあらゆる色を表現しています。
工場ではその3色に黒を加えた4つのインクが順々に印刷されていく様子や、インクが均等に出ているかを調べる測色機、紙をきれいにそろえて切断する機械など、驚きの工程がいっぱい。
最新鋭の設備がそろっていても「インクは温度や湿度で色の出方が変わってしまうため、特に人の顔色など、微調整はかかせません」と話すように、仕上がりを厳しくチェックする目からは、職人のこだわりが感じられます。
「印刷技術発祥の国・ドイツ製の世界一の機械と、埼玉一のオペレーション技術に誇りを持っています。本などがどのように作られているか、見学に来てください」と代表の岩渕均さん。
見学は事前に電話を(土、日曜休み)。
彩の国工場に指定され「埼玉県ものづくりスタンプラリー」にも参加しています。
投稿日:2010 年 7 月 22 日




