絢香Acoustic Live Tour 2017-2018 ~3STAR RAW~ コトノハ 絢香

この人に聞く バスは地域、人、心を結ぶ事業

川越中央版川越霞が関・的場版坂戸・鶴ヶ島版


イーグルバス 代表取締役社長 谷島 賢さん

小江戸川越を巡るレトロなボンネットバスで知られる「イーグルバス」。近年は赤字路線改善や地域おこしの観光事業など、さまざまな社会貢献活動にも力を入れています。谷島賢社長に昨年の取り組みと2017年の抱負を聞きました。

ユネスコ無形文化遺産登録のヘッドマークが付いたボンネットバス。小江戸川越観光の象徴的な存在

東秩父村に路線バス拠点と施設機能
観光から地方創生へ

1980年創業のイーグルバス(川越市中原町2の8の2)。送迎、観光、空港路線、高速バス事業の中でも、注目を集めているのが不採算路線バスの再生。昨年は「和紙の里」として知られる東秩父村を路線バスの拠点に施設機能を加えることで、地方創生への一歩をサポートしました。

「東秩父村は過疎地指定され、村営バスの利用者も減り存続が危ぶまれ、新しいかたちの再生が必要でした。そこで和紙の里にハブ(拠点)を作り、自治体が中心となりまちづくりと連携し、面的な交通をつくることがポイントです」と谷島社長。

昨年10月にリニューアルした「東秩父村和紙の里」(秩父郡東秩父村大字御堂441)は、まさにその象徴的な施設。木と和紙をコンセプトにした造りで、路線バスの拠点と同時に住民と観光のためのトータルサポートセンターとして365日無休でオープン。東秩父の伝統和紙「細川紙」の手漉き和紙体験や、和紙の歴史に触れることができる「ふるさと文化伝習館」、フードコート、特産品直売所もあります。

東秩父村和紙の里のバス停留所


「バスの時間待ちにも便利な施設ですが、東秩父村はハイカーも多く豊かな自然に恵まれた場所です。観光の経済効果は計り知れないものがあります」。生活路線に観光が加わることで、地域が活性化し雇用が生まれ地域再生へ。「バスはまさに地域、人、心を結ぶ事業」と力を込めます。

川越から交流を発信
英語を話せる人材の育成も

「川越と京都を結ぶ高速バスも運行しています。
今後は京都と川越の交流も目指したいですね」と谷島賢社長


また、川越と東秩父との交流にも期待しているそう。東秩父の「細川紙」は日本の手漉き和紙技術として2014年ユネスコ無形文化遺産に登録され、一方「川越氷川祭の山車行事」を含む全33件の「山・鉾・山車行事」は昨年12月ユネスコ無形文化遺産に登録されました。「外国の方には細川紙も小江戸川越も興味を持っていただけるのでは」と谷島社長。

実際、川越は年々外国人観光客が増加。同社でもバスの運転手が英語対応できるようにしているほか、谷島社長が実行委員長を務める「英語の通じる街」実行委員会では、昨春英語で日本の魅力を伝えるコンテストを開き、英語でおもてなしできる人材の発掘や育成を目指しています。「今年も6月にコンテストを開催します。2020年に向けて、英語の民間ボランティアも増やしていきたいですね」。

さらに、ラオスでの路線バス活性化事業も展開予定。“地域、人、心を結ぶバス事業”に今後も注目です。


投稿日:2017年1月20日