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自分らしく生きるために これからの高齢者医療を考える

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市民公開講座に先駆けて
水野康司院長×間嶋崇院長

市民公開講座「自分らしく生きるために これからの高齢者医療を考える」が9月10日に所沢市で開催されます。これに先駆け、同講座で座長を務める水野院長と講演する間嶋院長にニーズが高まる在宅医療について聞きました。(以下敬称略)

左から水野院長、間嶋院長


ニーズが高まる在宅医療

医療法人社団みずの会
みずの内科クリニック(所沢市中新井) 
水野康司院長
2000年開業。クリニックには訪問看護、居宅介護支援事業所を併設し地域
に根差した「身近な医療」を提供

―在宅医療の経緯を教えてください
水野 所沢では昔から往診を行ってきた先生がたくさんいらっしゃいました。私は長らく病院勤務をしていて、その時から訪問診療も行ってきました。1970年代になり、医療の高度化に伴い、病院中心の医療体制になっていく中で往診が減少しました。しかし高齢化が進む2000年頃から、安心して地域や自宅で生を全うする在宅医療の施策に変わってきました。埼玉県は医師不足でしたが、ここ数年で在宅医療に関わる若手医師が増え受け皿がぐっと増えてきました。
―医者や看護師などが自宅に訪問して医療活動を行う在宅医療。お二人のクリニックでは、どのような患者さんが多いのでしょうか?
水野 2000年に開院した当初は脳梗塞や認知症の方が多かったのですが、最近は末期がんや難病の方がほとんど。技術の進歩に伴い、大型検査機器であるCTやMRI、高度な管理が必要な手術や放射線治療以外のほとんどの医療行為は在宅で行えます。
間嶋 外来をしている中で、「入院より家で」という患者さんからのニーズを受け訪問診療を始めました。“どんな患者さんにも対応する”がモットーですので、がんの方、腰痛などの整形疾患の方、認知症の方などいろいろな患者さんがいらっしゃいます。

在宅医療を選択肢の一つに

医療法人元気会
わかさクリニック(所沢市若狭)
間嶋崇院長
かかりつけ医としてクリニックで総合的な診療を行う一方、24次官365日対応の訪問診療を実践

―在宅の良さは?
水野 末期がんの方で、最期まで好きなお酒を飲みたいと在宅を選ばれた方がいます。また、ご家族と一緒に暮らしたいと在宅を選ばれた方も。不安でいっぱいでしょうが、その方にとっては幸せなんですね。
間嶋 家族に囲まれて暮らしたり自分らしい時間を過ごす、という日常生活に近い状態で医療を受けることができるのが良いところですね。
―講演で伝えたいことは
間嶋 医療形態としては外来・入院・在宅医療とありますが、一般の方の在宅医療への理解はまだまだ深くありません。そのため「こういう医療もできる」「こんなふうに過ごせる」ということを多くの方に知っていただきたい。自分や家族に医療が必要になった時、在宅医療という選択肢もあることを知るきっかけにしていただければと思っています。
―在宅は高額なのでは?
水野 高額療養費制度もありますし、医療費だけ考えると入院より安いのでは。金銭面も大事ですが、基本的には自分がどう生きたいか。治るのが難しいとなった時どうするかを決めるのは、医者でも国でもありません。最期まで自分らしく生きるために、お一人お一人が考えるきっかけになればと思います。

投稿日:2017年8月4日

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