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声のボランティアの大きな力

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1977年、10人の会員で結成された、八王子朗読の会「灯」。現在、99人の会員の皆さんが、常に視覚障がいのある人たちの立場にたち「目の代わり」になれるような音訳活動を続けています。

ショッパーを音訳する同会代表の衣川洋子さん。
アクセント辞典などは必需品


音訳とは、いわゆる朗読とは異なり、目の不自由な人のために出版物を声に出して読み、情報を忠実に伝えることです。「ともしび」では、週刊誌や新聞、図書館蔵書、教科書など、あらゆるジャンルのものを音訳しています。「私たちは、何より正確に、聴き取りやすく読むことを心掛けています。そのために、人名、地名などの固有名詞、アクセントなどを事前に調べ、伝わる読みを考えます。これが終わると作業は半分終わったような気持ちになります」と同会代表の衣川洋子さん。

■全国の図書館へ

専門書などの音訳も手掛けてきた


主な活動の1つは週刊誌アエラの音訳です。記事選びや担当分けの後、会員の自宅で割り振られた記事を録音。後日、別のメンバーがその音源を聴いて、修正箇所を指摘します。指摘された箇所は、修正・再録音します。編集作業は八王子市中央図書館の一室で行い、DAISY(デイジー)図書としてCDに仕上げ、完成品を同館に届けます。そこから全国の図書館などに貸し出されます。今回、特別にショッパー最新号を衣川さんに読んでもらいました。一定のテンポでありながら、固有名詞の前では音を際立たせるようにやや区切って読むなど、利用者に伝わるような工夫がされていました。

■訓練の日々は続く

中央図書館内の一室で作業中の会員の皆さん


音訳ボランティアを始めたきっかけは、「退職後、社会とのつながりが欲しく、障がいのある人のために何かしたかった」「自宅近くに盲学校があったから」「学生時代からずっとやってみたかった」など、皆さんいろいろ。しかし、活動できるようになるまでにはいくつかの“関門”があります。その1つは2年に1度、八王子市心身障害者福祉センターで行われる講習会を終了すること。その後、同会に入会した後も全12回の新人研修が待っています。日々勉強しながら、東洋医学系を中心とする専門書を読むこともあるそうです。

1冊の本は利用者にとってだけでなく、読み手にも1つの出会いをもたらします。自分では手に取ることがないようなジャンルの本を音訳することで、新たな興味や知識を得られる。それもやりがいの1つなのかもしれません。

利用者を前にして読む「対面朗読」は八王子市内図書館(中央、生涯学習センター、川口、南大沢)、盲学校、心身障害者福祉センターで行っています。詳しくは八王子市ボランティアセンター(電042・648・5776)へ。


投稿日:2017年9月1日

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