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パワーが詰まった伝統野菜「東光寺大根」

日野版


日野市の地名が付いた伝統野菜「東光寺大根」を知っていますか?100年以上前から受け継がれた品種で、東光寺地区一帯で生産されていましたが、現在は3軒の農家でしか作っていません。希少な存在になってしまった東光寺大根とは、一体どのような大根なのでしょう。

東光寺大根を育てて35年の福島さん

東光寺大根は日野駅から西へ、八王子市との境にある栄町5丁目、東光寺地区で生産されています。生産者の一人、福島幹男さんを訪ねました。

11月初旬の畑は、大根の葉がみずみずしく茂っていてこれから収穫といった時期。福島さんは慣れた手つきでスイッスイッと一本一本大根を抜いていきます。ふかふかの黒土に埋まっていた大根は、首が細くすらりとした容姿にすべすべした白い肌でおいしそうです。練馬大根の流れを受け継ぎ、辛みが多く、少し苦いことから煮物などに使わず漬け物用に加工されます。

ビニールハウスの中の干し大根

「東光寺地区の黒土が東光寺大根に適しているんです。土も大切ですが風も大切です。あとは手間のかけ方ですね。でも肥料はあまりしません」と福島さん。周りに住宅が増え、吹きぬける風が変わったことから、間引きなど作業工程が増えたとか。「お天気に左右される自然の作物ですから、毎年同じものはできません。微妙に出来不出来は変化します」とも。

収穫した大根の泥を落としてから、別の機械では薄く皮を剥く

畝(うね)ごとに4段階に分けて種まきをしたり、土を寄せたり手間がかかる作業は盛りだくさん。収穫の後は、一本一本洗いと編みと干しの作業へ。昔は稲刈りが済んだ田んぼは、干された大根で白く見えるほどだったとか。今はビニールハウスの中で干されている東光寺大根を、やっと見つけられる規模。花を咲かせ、種を実らせ、その種を次の大根へ育てる作業はこれからも受け継がれます。

東光寺大根は、福島漬物(日野市栄町)、七ツ塚ファーマーズセンター(日野市新町)、高幡まんじゅう松盛堂(日野市高幡)で販売。問い合わせは福島さん(電080・5470・1582)。


投稿日:2017年12月1日

カテゴリ: 地域の情報,日野版
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