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【新春対談この人に聞く】新たな年お墓について考える「やはり石の下で眠りたい」

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昨年創業130年を迎えた小江戸川越の石材店「山崎石材」公式キャラクターを、古美術鑑定家・中島誠之助さんが務めています。古きものの確かな鑑定で知られる中島さんと、山崎石材三代目として家業を受け継ぐ代表取締役・山崎雅康さんの対談から、新年を迎えた今〝これからのお墓〞について考えてみませんか。

【明治20年創業川越・所沢街道山崎石材】
公式キャラクターの古美術鑑定家 中島誠之助さん×山崎石材代表取締役 山崎雅康さん

2人の対談が行われたのは、山崎さんの祖母の実家で天保3年創業の「うなぎ いちのや川越本店」。お墓と家族のつながりについて、話が弾みます。

中島誠之助(なかじま・せいのすけ)プロフィル
昭和13年東京生まれ、79歳。骨董商、古美術鑑定家のほか、歌謡曲の作詞、エッセイの執筆、講演など多方面で活躍。TVの鑑定番組コメンテーターとしても人気で、決め台詞は「いい仕事をしてますねぇ」。趣味は俳句、俳号は「閑弟子(かんていし)」。

お墓は自分があることを先祖に感謝する場

「山崎石材」の創業は明治20年。

「室町時代に創建された蓮馨寺様(川越市連雀町)には初代・山崎留五郎が造ったと刻印されている大きな石門があります」と山崎さん。そんな歴史ある石屋さんの顔となる中島さんと山崎さんとの対談から見えてくるのは、今後のお墓のありかたです。

中でも散骨など、仏事のスタイルが変わりつつある昨今の流れについては「自然葬への否定はしませんが、お墓は先祖と自分、未来の子どもたちをつなぐ祀りの場所、そしていま自分があることを先祖に感謝する場所だと思います。お墓参りは生きている者の務めでは」と中島さん。

それは山崎さんも同じ思い。とはいえ、時代に合わせた選ばれる墓石を提案し続けることも重要に。山崎石材では、お墓の中に腰をかけられる「語らいの椅子」を完備した墓石「語らいシリーズ」を開発しています。「15年前にデザインしたものです」と山崎さん。「腰かけて先祖を偲び、手を合わせる。先祖に感謝すべきお墓が作れたのではと自負しています」。

お墓を通して家族とつながる

さらに2人が強く感じているのが〝お墓と家族のつながり〞。中島さんの祖先の墓は東京浅草にあり、浅草では元日に先祖のお墓参りをしてから初詣に行き、帰宅後におとそをいただくそう。

「先祖に手を合わせる習慣は、日本人の暮らしに欠くことができないもの。家族のつながりの真ん中に仏壇とお墓があるのでは」(中島さん)。川越でも大みそかにお墓参りをする風習があり「お参りする日は違っても、日本各地で墓石が人をつないでくれているんですね」(山崎さん)。

時代が変わっても受け継ぎたい風習・お墓参り。「私は子どもや孫の顔を見ると石の下で眠りたいと思います。お墓参りを当たり前の風習として家に残す。そんな家のしきたり、家族のつながりが社会にとってひとつの大きな柱になるのでは」と中島さん。「皆さまに手を合わせていただける仕事に誇りを持ち、家業を続けていきたい」と山崎さんも力を込めます。

対談は、同社HPに掲載。また、山崎石材今福展示場(川越市今福585。電049・243・8678)では墓石を多数展示しています。木曜定休。


投稿日:2018年1月12日

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