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終末期の患者の願い実現「思い出の地や行きたい場所へ送迎します」

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終活支援ボランティア「願いのくるま」

事故や風水害で損傷した車を買い取り、輸出販売を手がけるタウ(さいたま市中央区)は、終末期の患者の「思い出の地へいきたい」「友達と会いたい」といった望みをかなえようと、一般社団法人「願いのくるま」を設立。民間救急車で無料送迎する終活支援プロジェクトを始めました。

患者を “願いの場所” へ送迎します

宮本明岳理事

日本では捨てられてしまう損害車を世界へ輸出、リユース・リサイクルに取り組むタウは、1996年の創業時から「ビジネスが軌道に乗ったら利益を社会に還元したい」と考えていました。そして2017年に準備を開始、今年1月に「願いのくるま」を設立し、代表理事にタウ名誉会長原田眞さん、理事にタウ代表取締役社長宮本明岳さんが就任。タウからの資金を受け活動、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上への貢献を目指しています。

設立にあたって、プロジェクト・スタッフは社内公募に名乗りを挙げた中から5人を選抜。「事業でも社会貢献していますが、目に見える形でさらに貢献し、社員の人間的成長にもつなげたいと願っています」と宮本さん。

サービスは酸素ボンベ、吸引機、AED、点滴等を備えた民間救急車で実施。看護師を含むスタッフが同行します。利用申し込みの受け付けは外出したい日の14日前まで。利用審査後、本人、家族、医師へ旅程を提示し、5日前までに利用同意書を提出。当日は指定の場所から願いの場所へ送迎。願いの場所に着いてからもスタッフが同行します。サービス提供は、関東1都6県で、車で日帰りできる範囲が対象です。

3月には終末期患者をライブへ送迎し、「周囲の熱気や音の響きを体で感じてすごく楽しかった」と喜ばれました。5月には別の終末期患者を、長男が団長を務める社会人オーケストラのコンサートへ送迎。「お母さまに活躍する息子さんを見て、音楽も楽しんでいただきました」と宮本さん。

パラリンアートアーティストとコラボしています

また、思いを同じくする団体と連携したイベントも。ホスピスと連携した終末期患者向けのガーデニングイベントや、障害者アート支援団体とコラボし、パラリンアートアーティストを「イルカと遊びたい」という願いの場所に送迎し、体験をアートにしてもらう企画も実施しています。

「今後体制を整え、しかるべき時が来たら、心から賛同してくださる団体や個人の方との連携の輪を広げていきたい」と、未来をみつめています。

問い合わせは、願いのくるま事務局(さいたま市中央区新都心11の2、LAタワー10階。電048・601・0852)へ。


投稿日:2018年6月8日